頑張れ男子!Xデー大作戦
あれから一年が経った。
狙うはもちろん頂点のみ。
だがそこを崩すのは至難の技だ。
一年前は周りから攻め過ぎた為、作戦は失敗に終わった。
正面突破を試みればミッション遂行は難しいことではない。
しかしその後、敵を増やしてしまう可能性があるので慎重に攻めなければならない。
時間をかけ過ぎるのもよくないが、玉砕覚悟はなるべく避けたい。
残り数ヶ月の命なら別だが...
俺にはまだ1年近い猶予がある。
だが来年になってしまえばチャンスはない...
なぜなら奴は来年この場所に出現しないことが、ほぼ100%決まっている。
3年間の間にたったの2回...
だからこれが最後のチャンス。
攻撃の準備は整っている。
1ヶ月前相手からの攻撃はなかったが、先手必勝だ。
油断しているうちに一気に攻め落とす。
今回使用する武器は東京の都内某所で超一級品のモノを仕入れた。
管理がかなり難しかったが、なんとか今日まで隠し通すことができた。
問題はどうやっておびき出すかだが、それも今回は完璧だ。
奴のデスクに匿名の機密文書を送りつけておいた。
作戦決行時刻は午後4時20分。
夕暮れ時に周りの警備が手薄になった時間帯に待ち伏せて仕留める。
かなりの強敵だが必ず勝機はある。
もちろん負けた時の保証はどこにもない。
賭けるのは己の意地とプライド。
「義理だけどやるよ。」なんて言葉を使おうか何回も考えたが、それじゃあ男じゃない。
「好きだ」と一言伝えれることができれば、それだけで充分。
結果は二の次で構わない。
挑戦することに意味があるのだから。
今年もやってきましたねー!ホワイトデー!
「くだらなっ!」て言うのは自分がよくわかってるので、追い討ちをかけるコメントはお控えください 笑
そんなことはおいといて今年はどうでしょう?あなたには誰か渡したい人はいますか?
そして大人になってから知ったんですが、ホワイトデーって日本だけなんですね。
バレンタインデーのお返しをする日とも言われていますが、「本命の女性から貰えなかったらどうすんだー!」って話しですよね?
けど別に気にしなくていいんじゃないですか?
そんなの待ってらんないなら待たなくていいんです!
不意打ち上等!先手必勝!
相手にその気がなくても、自分の気持ちに気づかせてあげることから始まる恋もあるとおもいます!
学生の頃、気になるあの子にチョコを渡したいけど、周りの目が気になってなかなか渡せない。
「彼氏はいるのかいないのか?」
「自分のことをどうおもっているのか?」
気持ちを悟られないように相手の腹を探るやりとりはまさに究極の心理戦だとおもいませんか?
「もし振られちゃったら、からかわれるかもしれないから3年生の最後のホワイトデーに渡したい」けど、その頃、学校は卒業しちゃった後...
「日本の教育制度は残酷だー」とかおもいながら、2年生の冬に全てを懸ける。
固めた決意は何度も揺らぎ、脳内シミュレーションの内容は夢にまで出てきたことでしょう。
けどさ、こういうのって今だけだから絶対伝えたほうがいいとおもう。
「あー!もう一度あんな恋愛したいなー!」とかおもってもなかなかできないのが大人!
大人になると、下手に知識がつくし、心の隠し方もなんとなーく上手くなってくるから、こんな経験ができるのは『10代の特権』みたいなもんですよね。
大丈夫、大丈夫。
変化球はあとからいくらでも覚えられるから。
相手がいる以上、結果はわからないけど、その経験は決して無駄にならない。
小細工なしのど真ん中ストレート。
直球勝負でいってみよー。
【幸せの為替相場】300円=200,000円
ゴミ捨て10円
お皿洗い10円
洗濯物を干して畳む20円
お風呂掃除30円
窓拭き20円
これは私が子供の頃(小3くらいかな)に母親が提示してくれたお手伝い表のメニュー。
お小遣い制ではなく歩合制。
やればやった分だけもらえる『お仕事』があの頃の私にとっては楽しくて仕方がなかった。
300円のフルコース
どんなに頑張っても、なかなか日給が50円を超えることはなかったが、コツコツ貯めて1ヶ月で300円を稼いだ。
大した額だった。
当時の私にはとてつもない大金を稼いだ気分だった。
光り輝く10円玉をかき集めて、私は近所のスーパーへ足を運んだ。
もちろん電卓も忘れずに。
買いたいものは最初から決まっていた。
普段はなかなか買ってもらえないアイスとポテトチップス。
上手く計算して余ったお金で、オレンジジュースまで付けた。
ワクワクした気持ちを抑えながらレジへむかう。
そしてレジのお姉さんに両手いっぱいに溢れ出しそうな300円を渡す。
1枚1枚丁寧に数えてくれた。
ピッタリ30枚。300円だった。
お釣りを貰ってお家に帰る途中、ワクワクが抑えきれずニヤケていたかもしれない。
まだ日が沈まない夕暮れ時に、ひとりイスに座ってテレビをつける。
今日は土曜日。
あと5分後にはポケットモンスターが始まる。
慣れない手つきで食器棚からコップを取り出し、氷を入れてジュースを注ぐ。
アイスは食後の楽しみ。
溶けないうちに、急いで冷凍庫にしまった。
あとはポテトチップスを空ければ準備は万端。
ハワイ旅行に行ったやつにも負けない最高の気分。
行ったことないけど.....
こんなに贅沢なご馳走を並べて、好きなアニメを見てる私は今、「世界で5番目に入るくらい幸せ者かもしれない....」と本気でおもっていたかもしれません。
幸せの値段
こんばんは。
ココロビトのつばさです。
あなたが最近「幸せだな~」と感じた時、その幸せははいくらぐらいで買うことができましたか?
ファミレスで食べた夕飯代なら1,000円くらい?
もしくは好きなアーティストのLIVE DVDを買って5,000円?
それともハワイ旅行で200,000円くらいでしょうか?
ほんの10年から20年前。
昔と今ではお金の価値はそんなに変わっていませんが、あなたの目には100円玉はどう映っていますか?
子どもの頃100円玉が、めちゃめちゃ光り輝いて見えた時代ってありませんでしたか?
「子どもの頃から100円なんて大した価値じゃなかったわ〜」という方いたらすみません。
そこも価値観の違いですよね。
価値観は人によって千差万別ですが、自分自身の中でも、少しずつ変わることがあります。
今は部屋の隅っこに転がっている100円玉や10円玉も『もし明日、勤め先の会社が倒産』したら必死でかき集めるかもしれません。
大人になるといろんな知識がついて、たくさんの情報が入ってきます。
知人の楽しそうな自慢話や有名人のリッチな暮らしぶり。
子どもの頃、素直に感じ取れていた幸せの感情は大人になると『周りの幸せ』と比べることにより測ろうとします。
贅沢な暮らしをしてる人を見て「自分は不幸だ....」愚痴を吐いたり、自分より貧相な暮らしを蔑んで優越感に浸ったり...
そうすることによってあなたの心の中の『幸せ実感価格』が勝手にどんどん値上がりしていきます。
最初は300円くらいで買えた『幸せ』が、1000円...2000円と知らないうちにソロリ..ソロリと......
けどまぁ私も案外そんなもんです。笑
知りたくなくても勝手に情報が入ってきてしまう時代だから、ぶっちゃけそれは仕方がないのかもしれないですね。
あたりまえのことに感動することはおもっている以上に難易度が高いものです。
そもそも『あたりまえの基準』が人それぞれ違うから。
私は今でもアイスはよく買うし、ポテトチップスも大好きです。
ただ「あの頃と同じような感動があるか」と言われれば答えは「NO」です。
どうせならアイスはハーゲンダッツがいいし、ポテトチップスもリッチバージョンを希望します。
あの頃と比べて今は随分成長しました。
ちゃんとした仕事に就き、お金の稼ぎ方も覚えた。
あの頃1ヶ月かけて稼いだ300円は今なら1時間働けば倍以上稼ぐことができる。
だから「それくらいは贅沢を進化させてもいいじゃんっ!」ておもうんです。笑
幸せ価格の高騰(インフレ)に注意
幸せの感じ方は年齢によっても変わってきます。
「これが自分の幸せだ!」といえる定義を無理に決めつけずに自分自身の中で変わっていく価値観を楽しんでみる。
ここで大事なことは最近「その価値観が高騰(インフレ)し過ぎていませんか?」ということ。
不幸だなんだと嘆く前に自分自身としっかり向き合ってみる。
「知らないうちに周りに流されてはいないのか?」
そして、たとえ周りが気になったとしても、『幸せ争い』という大会に審査員はいません。
No.1の満点を与えるのも落第点を与えるのも自分次第なんです。
どうでしょう?
勝手に自分で自分に点数をつけていいなんて、楽勝すぎませんか?
負けたいなら勝手に負けてもらって構いません。
けどこんなに優勝しやすい大会なかなかないですよ。
300円のお菓子でも200,000円のハワイ旅行に勝てちゃうんです。
少なくともあの頃の私は負けていなかった。
同点優勝くらいの気持ちだった。
大げさな準備はいりません。
ちょこっと見方を変えてみるだけ。
現実の為替相場を自由に操ることはできません。
けど心の価値観はもしかしたら変動させることができるかも....
幸せの値段は人それぞれ違うから。
今あなたが「日々の生活が少しつまんない」と感じているのであれば、心に値下げ交渉をしてみてもいいのかもしれませんね。
少年マンガから学ぶ人生で必要な心を守る方法とは?
音楽、映画、スポーツ、バラエティ、お笑い。
「なんでも好き」が最近の口癖になっているココロビトのつばさです。
その中で今一番きているのが少年漫画。
どんなにやられていても必ず最後には勝つヒーローの姿はいくつになっても心を打たれるものがあります。
普段は「絶対使えないでしょ!」というセリフも物語の中だと全然許せてしまうあの不思議な感覚。
「漫画ばっかり読んでないで勉強しなさい!」と言われて「漫画は人生の教科書だ!」と言い返していた中学時代の友人を今でも心から尊敬しています。
けどこれって案外ハズレじゃないんですよね。
完全に偏見ですが....
漫画から学ぶことって結構あるんです。
だから今回はこのテーマについて書いてみようとおもいます。
なにこのテーマ?って感じですが、お付き合い頂ける方は是非。
マンガから学ぶ人生で一番必要な心の守り方とは?
平成最後の漫画界。
多種多様に富んだキャラクターが存在しますが、攻撃から学ぶことは意外と少ない。
なぜなら人を傷つけることはよくないから。
正論。
だからこそ学ぶべきは防御にあります。
けどそれもどうでしょう?
防御も使う機会は少ないんですよね?
ここ最近、殴る蹴るやらの攻撃くらったことあります?
そう。
人生でそんな物理的な攻撃くらうことってあんまりないんです。
あれば是非お近くの警察署へご相談ください。
戦いで物事を解決する時代はもうとっくの昔に終わっています。
平成の次の時代も平和な世の中であってほしいものです。
「それじゃあなにから自分を守るの?」って話ですが、誰にだって少なからずありますよね。
心を傷つけられた出来事が.....
もちろん心を傷つけてくるのが、嫌いな人だけだとは限りません。
会社の上司や家族に友人。好きな人からの些細な一言で、傷ついてしまうこともあります。
現代社会において本当に学ぶべきことは、『物理的な攻撃からの防御』ではなく『精神的な攻撃からの防御』なんです。
私が最近言われた精神的な攻撃は、久しぶりに会った友人から言われた「久しぶりー!老けたね〜」と笑顔で言われた一言です。
親友だった為に、無警戒のまま間合いに入ることを許してしまった。
そして素直と天然さを標準装備しているので「殺気」を完全に消しさり、防ぐ暇を一切与えない。
体をすり抜け心を一刀両断。
半端じゃないダメージをくらいました。
人生どこからどんな攻撃がくるかわかりません。
だからこそ『自分なりの防御スタイル』を身につけておくことがとても大切なんです。
【防御スタイル①】危機回避・感知系
どんなすごい攻撃も先に気付いちゃえば問題なし!
敵に出くわさない危機感知能力。
これはとても便利です。
画像引用元
画像引用元
大人気マンガ『NARUTO』で登場するキャラクター『ほぼ完璧に360°の視界を持つネジ』や『犬より優れた嗅覚を持つキバ』がこれにあたるのではないでしょうか?
会社でイヤーな上司がいる時はなるべくその領域に近づかない。
『触らぬ神に祟りなし』
最初から距離を取ることによって問題そのものを起こさない能力です。
けどそれでもやっぱり逃げられない瞬間ってありますよね。
私は悪いことをした時、学校の先生を避けていたら、校内放送で呼び出されました。
大人はそんなに甘くないみたいです。
【防御スタイル②】スピード系
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目にも止まらぬ速さで攻撃を躱すスピードタイプ。
『触れもしないスピードにはどんなパワーも通じない』
この言葉だけで『アイシールド21』だとわかったあなたは、かなりのジャンプオタクかもしれませんね。
ただただ相手の攻撃を躱す。
『言い訳の天才タイプ』ですね。
けどこれもやっぱり捕まる瞬間があるのです。
どんなにスピードを極めても、それだけでハッピーエンドを迎えた主人公を見たことは一度もありません。
そしてそういう人に限って『防御力はかなり低め』の一発KOタイプが多いんですよね。
基本スペックの一つとしては持ち合わせていてもいいかもしれません。
【防御スタイル③】バリア・盾系
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どんな攻撃も防ぐ最強の盾。
「指を結べば人はバリアを張れる。」
ガキでも知ってる常識らしいですよ?笑
作中でも、いまだに破られていない最強の盾を持つのは世界中で大ヒットしている漫画『ONE PIECE』で登場するバルトロメオ。
画像引用元
そしてもうひとり忘れてはいけないのがNARUTOに登場する我愛羅
「絶対防御~!」とか小学校の頃すごい流行ってた気がする。
最強の盾を現代社会に置き換えると『スーパー頑固な理屈全く通じない人間』笑
どんなに理屈を並べても、情に訴えかけても「うるさい!」とか「そんなこと知らん!」っていう人いませんか?
「もうこの人には、なに言っても通じないし無理だわ。」ってなればある意味無敵。
これぞまさに「最強の防御に間違いない!」気がしますが、周りの信頼を失うリスクも一緒に背負うことになります。
それでも構わない人には是非オススメです。
【防御スタイル④】超熱血根性系
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とにかく倒れないタフさ。
『ただただ耐える!ひたすら根性論。』
これこそがヒーロー漫画の原点で憧れるところですよね!
やっぱりパッと思い浮かぶのは超熱血ボクシング漫画の『はじめの一歩』
「それはさすがに倒れるでしょ!」ってところも気合いと根性で堪えるシーンは何度見ても涙が止まりません。
けどそれを人間関係で実践するのはやっぱり大変ですよ?
パワハラ上司や容赦なく罵声を浴びせてくる部活の先輩。
それを全て受け止め耐える覚悟はありますか?
精神的苦痛に訴えかける言葉の暴力は肉体的苦痛とは異なる様々な問題を体に引き起こします。
ぐっとこらえることが必要な時もあれば、そうじゃない時だってあるんです。
人生まだまだ長いですから。
我慢してばかりじゃ疲れちゃいますよ。
【防御スタイル⑤】回復・再生系
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ドラゴンボール-セル
『切ってもすぐに生えてくる。』
『傷つけてもいつの間にか治ってる。』
アクション漫画にだいたいこんなキャラいませんか?
けどこの能力なぜか悪者キャラに多い。
主人公キャラで見つからないのが残念だけど認めざるを得ない素晴らしい能力です。
個人的にNo.1の能力は回復・再生系だとおもいます。
まとめ
子どもの頃は失敗することが本当に嫌で、どうすれば失敗しないかを必死に考えている時期がありました。
しかし、どれだけ心理学を極めても『生きていく以上、失敗は避けることができません。』
人から傷付けられることも同じです。
心の傷は治りが悪いものです。
だからこそ誰もがそれを避けようと、早めに感知したり防ごうと考えますが、傷付かない主人公は存在しないみたいです。
もちろん回避方法身につけたり、防御力をコツコツ上げることは生きていく上で欠かせないことです。
けど一番大切なことは、傷つかない生き方よりも、傷付けられてもそこから回復する強さだと私はおもいます。
すごい必殺技を繰り出す時よりも、一度はやられたヒーローがボロボロの姿で立ち上がるその瞬間が一番かっこいい。
独断的で偏見にまみれたくだらないお話。
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました。
それでも最後に反撃したい。
「老けたね」は言っちゃいけないでしょ。
受験生とそれを支える人へ読んでもらいたいお話
暖冬だなんだというけれど、冬の朝はやっぱり寒い。
電車に乗り込むといつもはスマホゲームばっかりしていた学生の子も最近はいつの間にか、参考書に変わっていた。
今年もこの季節がやってきたんですね。
受験シーズン真っ盛り。
この先、一生使うかどうかもわからない公式や文法を毎日これでもかっていうくらい頭に詰め込んで眠気と闘いながら過ごした3年生最後の1ヶ月。
二度と戻りたくない過去だけど、これまでの人生でベスト3に入るくらい良い思い出だったような気がします。
それにしてもあの頃、受験生だった私はサイテーな野郎でした。笑
「試験を受けるのは自分だけなんだから、親は気楽でいいよな」とかおもってたけどそんなことないんですよね。
親だってきっとすごく大変だったんです。
私が今働いてる職場の女性スタッフさんに高校受験を控えている娘さんがいます。
休憩時間にお昼を一緒に食べる機会があったのですが、その時に娘さんの話しになりました。
「私は受験する立場じゃないけど、この時期はすごく疲れる。」
「受験は本人次第だから親がジタバタしたってしょうがないんだけどね。」
「やっぱり家族だからどうなっても構わないとはおもえないし、なにか少しでも力になれることはないかと考えちゃうんだよね。」
自分自身が子供の頃も「両親はそんな風に大変だったのかな」と考えさせられる出来事でした。
「子供が落ちたらどうしよう」とか、「受かってほしいけど背負わせ過ぎるとプレッシャーになってしまわないか」とかいろんなことを毎日考えて一番神経すり減らしているのは親のほうだったのかもしれません。
まだなにもわからない子供に悔しい思いをさせたくない。
けど「勉強しなさい」といって反抗されたら逆効果になるかもしれない。
難しい年頃だから毎日の些細な言動がケンカのキッカケにならないようできるだけ普段通りを心がけて。
試験日まで1ヶ月を切ると冬も本番。
寒い日の朝、気持ちよく起きられるようリビングを温めてくれたり、雨が降ると当たり前のようにバス停まで送ってくれた。
おばあちゃんや親戚から「渡しておいてね」と言われてもらったたくさんの合格祈願のグッズはプレッシャーに弱かった自分の為に、受験が終わるまで大切に取っておいてくれた。
期待が重荷になってしまわないように。
けどちゃんと応援してるという想いも込めて。
その年の初詣には、学問の神様のお守りをひとつだけくれた。
そこでかけてくれた言葉はたったの一言だけ。
「まぁ、ほどほどにがんばんなさい。」
その当時はなにも感じなかったけど、逆に『なにも感じない言葉』をあえて選んだんだとおもいます。
できる限り言葉を軽くして、それでもしっかり見守っているという想いを込めた母親の最大限の配慮。
今でもちゃんと覚えています。
受験をする時は一人だけど、その陰にはいろんな人の支えがある。
当時の自分にはそれがどれだけ有難い事なのかわかっていませんでした。
それでも後から必ずわかる日がくるとおもいます。
受験生でもなければ子供を育てる親でもないから、どちらの気持ちも半分くらいしかわかりません。
むしろ親の気持ちはまだ1割もわかってないかもしれない...
けどそんな中途半端な立場だからこそ書いてみようとおもいました。
すでに無事、試験を終えられた人は自分へのご褒美も大事ですが、支えてくれた周りの人への感謝も忘れないでください。
たった一言の『ありがとう』だけで報われる人がいます。
そしてこれから本番を迎える受験生の皆さん、そしてそれを支える全ての人へ。
ラストスパートです。
体調管理だけは気をつけて万全の状態で当日をお迎えください。
モノが溢れた暮らしも案外悪くないのかもしれない
数年前に断捨離ブームが起きたとき、実家でも家族全員で協力して「大掃除大作戦を決行しよう!」ということになった。
いらないものを捨てて必要最小限のものしか置かない。
見事に実家はモデルルームのように生まれ変わった。(貧乏暮らしの狭い団地でしたが...)
その時の解放感というか、心がスッキリしたようなあの感覚はいまでも鮮明に覚えている。
この感覚を是非味わってほしいとおもい、母方の祖母の家も片付けてあげようということになった。
おばあちゃんの家は物が溢れていたので、かなり片付けがいがあった。
もちろん本人に確認を取りながら、いらない物だけを処分していったのだが、なぜかおばあちゃんはあまり乗り気ではなかった。
片付けを終えると、笑顔でとても感謝してくれたが、時折見せる表情は寂しそうな顔をしているような気もした。
「どうしたの?」と聞けば「なんでもないよ」で済んでしまうようなそのくらいの違和感ではあったがやっぱりいつもよりは少し寂しそうだった。
たくさんの物に囲まれた暮らしの中で
そして、私は今、仕事の関係でご高齢者の家を訪問することが多くある。
その日は85歳で一人暮らしをしているおじいさんの家を訪ねた。
おじいさんの家は見渡す限り物が溢れていていた。
おじいさんは一人暮らしで、杖がなければ移動もあぶない。
きっと片付けるエネルギーがないのだろうとおもい私はおじいさんにこういった。
「もしよければ片付けの作業を手伝いましょうか?」
おじいさんは優しい口調で微笑みながら「大丈夫だよ。」と一言だけ返してくれた。
きっと業務の範囲外のことだから、気を遣っているのだろうとおもった私は「一人では大変でしょう?遠慮しないでいいですよ。」とさらに返した。
おじいさんはそれでも同じように「大丈夫だよ、ありがとう」とだけ答えた。
あまりしつこくするのも親切の押し売りみたいになってしまうので、それ以上は聞かないようにした。
その日はそれで終わったのだが、また別の日に同じ家を訪ねることがあった。
仕事を終えて帰ろうとした私をおじいさんが引き止めた。
「時間はあるかい?」
「お茶でも飲んでいきなさい。」
その後、特に予定もなかった私は少しだけお邪魔することにした。
洋室の小さなイスに腰掛けた私におじいさんは優しくのんびりと問いかけた。
「君には僕の部屋が散らかって見えるかい?」
改めて周りを見渡してみた。
買い置きされたお水のケースと積み上げられた食料品。
本棚にはたくさんの本が並んでいて、クローゼットには一人暮らしとはおもえない程の衣類がかかっている。
しかしよく見ると全て決められた場所に置いてあり、ちゃんと整理されている。
物はたくさんあるが、決して無造作に散らかっているわけではなかった。
「いいえ。」と答えた私におじいさんは、またいつもの優しいのんびりとした口調で話し始めた。
「僕は戦時中に生まれたんだ。食べるものもそうだが、あの頃は道具や物がなかなか手に入らない時代でね....」
「お菓子の空箱ひとつでも、なにかの役に立つかもしれない。捨ててしまえば次に手に入る保証はどこにもない。」
「そんなことを考えてしまうとなかなか捨てられなくてね。貧乏性なことはわかっているんだが仕方がないね。」
「スッキリしたお家もいいが、僕は物に囲まれてる方が安心するみたいだ。」
笑いながら喋っている姿を見ながら、私はあの時のおばあちゃんの姿を思い出した。
おばあちゃんの家にもたくさん物が溢れている。
そしておばあちゃんも戦争を経験した世代であり、当時の生活は私が想像もつかないくらい大変だったのだろうとおもう。
あの頃どう思っていたかを聞いたところで、「覚えてないよ。」といわれるのがオチだが、もしかしたらこのおじいちゃんと同じ気持ちだったのかもしれない。
なぜなら片づけをした2ヶ月後には、おばあちゃんの家は元通り物が溢れ返っていたのだから。
私のおばあちゃんも溜め込むのが好きなわけではないが、多分捨てられない人間なんだろうとおもった。
価値観は人それぞれ違うんだから
私は断捨離をとても肯定的に捉えている人間である為、どこかで物が溢れている人達を否定的に捉えていたのかもしれない。
『メリットばかりに目をむけて、対極にあるものを否定する。』
嫌いな人間のタイプだなとおもっていたけど、自分自身が客観視点を実践できていませんでした。
もちろんニュースで話題になるようなゴミ屋敷なんかは、周りの人に迷惑をかけているので、それを肯定するのは難しい。
自由な考えは人間の権利だが、それは相手の自由を邪魔しない範囲での話だ。
すごーく当たり前のことですが、いろんな人の考えがあっていい。
価値観はきっとそれぞれなんだから他人に押し付けてはいけない。
モノが溢れていようがいまいが、幸せに暮らしていけるかどうかなんてその人自身の問題。
単純で当たり前だけど、大切なことに気づかせてくれる日常に感謝しながら書いてみました。
ブログを書くのがしんどくなった時に....
ブログを続けて「やばっ!しんどい!」っておもったことありませんか?
私は結構よくあります。笑
始めの頃は「自分自身のアウトプット!」とか「誰かの為に役に立つ記事を作り上げる!」とかいろんな決意を立てた時もありました。
もちろんそういうモチベーションってすごくすごく大切なことだとおもうんですが、
あんまり足かせを重くし過ぎると結構疲れちゃうんですよね。
そうやって頑張って書いたのに、読んでる方も「つまんない。」なんてなったらスーパー悲しすぎます。笑
そこで今年はまず更新頻度を減らして、いろんな人のブログを読むようになりました。
他の人のブログを読んでいて、気付いたことは『知りたい』よりも『読みたい』のほうが自分は好きなんだなということです。
知りたいという知識欲に訴えかける記事が格段に多い中で、読みたいという好奇心の欲は需要少なめかもしれません。
しかしマニュアルに沿った丁寧な文章よりも、友達にLINEする感覚の方が上手く伝わったり、読みやすかったりすることもあります。
ここからは私の偏見です。
正直、広辞苑とか辞典が「めっちゃ好きだ!」って人ってあんまりいないですよね?
いたとしてもかなりの少数派かなとおもいます。
理由は簡単。つまらないから。
広辞苑ファンの人いたらすみません。
あれだけの情報がまとめられても、ストーリー展開もなく感情もない文章に人は楽しさを感じることはありません。
小説家になりたいわけではありませんが、とりあえず自分だけでも読み返したくなるような記事を書きたい。
知らない誰かから、どんな角度で見られても同じようにみえる文章は、なんか安い教科書みたいで全然つまらない。
誰にだって、その人だけの見方というものがある。
「こうやって伝わってほしい!」とおもった文章が、必要以上にすごく良い感じに伝わることもあれば、「いやー...そういう意味で言ったんじゃないんだけど...」ってなるのもブログの面白さのひとつだとおもう。
更新頻度も検索流入もとりあえずおいといて。
ちょっと肩の力を抜く。
小学生の頃は「毎日宿題で日記を書いてきなさい」といわれてたけど、そんなに苦じゃなかったことをよく覚えています。
自由に書いてOKだし、算数みたいに正解も間違いもないからなんか楽しいんですよね。
これが知りたい!答えを教えてくれ!でヒットする教科書のような記事はたくさんあるとおもいます。
そういう記事もたまに書きたいです。
けどもう少し気楽で自由な文章を多めに。
適当にキーボードを叩いて言葉にならない暗号のような文字を打っても誰からも怒られませんからね。笑
そんなんじゃブロガー失格だよ!なんていわれたら、とりあえずブロガーは名乗りません。笑
「別に自己啓発しようとおもったわけじゃないんだけど、気付いたら少し価値観変わったかな?」っていうくらいでいい。
『子供が絵本を読みたくなるような感覚』の記事をワクワクしながら書いていこうとおもった1日でした。
YESを引き出す交渉術【ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック】
あなたは誰かに交渉や頼みごとをするとき、どういうふうに頼んでいますか?
交渉する際に、成功率を上げるたったひとつのポイントは、ズバリ『ギャップ』を上手く使い分けることです。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックとは?
今回は交渉の際、『ギャップ』を上手く使うことによって、成功率を抜群に上げてくれるる心理テクニックのひとつ。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックについて解説していきます。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックとは、あなたが相手に対して、なにかを頼みたい時、本当の要求よりも、あえて大きな要求を提示することにより断られた後、要求を低くして再提示する。
そうすることによって、交渉相手にハードルを下げたように見せて、本来の要求に対しての承諾率を上げる為の方法です。
ドア・イン・ザ・フェイステクニックは日常生活のあらゆるシーンで応用が可能です。
こんなところでも使われている!2つの具体例と1つの実践例
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック【具体例①】
もっともわかりやすい具体例を紹介します。
たとえばよくある深夜の通販番組を思い浮かべてみてください。
番組の冒頭で提示された販売価格は、毎回あーだこーだのやりとりをした後、番組の最後には必ずといっていいほど割引されます。
「そんなわざとらしい芝居をするくらいなら最初から割引した価格を提示すればいいのに...」とおもう人もいるかもしれませんが、それでは意味がないのです。
販売者側が『金額を下げてくれたのか』それとも『元々の金額に上乗せして提示していた部分を無くしただけなのか』はわかりません。
しかし『金額が下がったという事実』は視聴者の販売意欲をかきたててくれます。
冒頭であえて高い金額を提示して、その後に低くした実際の金額を見せることによって安いとおもわせる。
通販番組では、ほぼ全て、このドア・イン・ザ・フェイス・テクニックが使われています。
もちろんこれは騙しているわけではありません。
番組の冒頭で10万円だった掃除機を、ありとあらゆる努力を使って、3万円まで値下げした過程を見せているだけなのですから。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック【具体例②】
私が昔、スーパーで一般食品担当のアルバイトをしていたときこんなことがありました。
①【定価は800円だが、賞味期限が近い為、値下げをした500円の調味料】
②【自社製品の為、定価価格が元々安い400円の調味料】
不思議とたくさん売れたのは500円の調味料です。
理由はただひとつ、『定価からどれだけ値下げされたかを提示していた』からです。
ここでわかるのは、人は価格そのものではなく、その商品の価値を認識した上で、購入しているということです。
『100円の価値があるものを100円で購入できる』のは当たり前。
それよりも『1000円の価値があるものを500円で購入できる』ほうが、人は魅力を感じるのでしょう。
家電量販店でよく定価価格に赤いマーカーペンで打消し線を引いたあと、割引価格を表示しているポップをよく目にすることはありませんか?
もしくは値下げ価格が貼られたポップの裏をめくってみたことはないでしょうか?
前者は書き換えて印刷するのが面倒なわけではなく、後者も定価価格のポップを取り忘れていたわけでもありません。
「購入したい商品がどれだけ安くなったのか?」を消費者側に自ら気付かせてあげるための戦略的なテクニックです。
もし定価価格を表示せず、割引価格だけを載せていたら、その商品に魅力を感じることはなかったかもしれません。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックはそのギャップ(違い)を上手く使ってあげることによって高い効果を発揮してくれます。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック【実践例①】
たとえばあなたが奥様に『お小遣い2万円アップ』をおねだりしても、そのままでは、聞き入れてくれないかもしれません。
「しかし、最初に5万円で頼んでみてはどうでしょう?」
そしたら奥様はきっと「そんなにはあげられない!ダメだよ!」と断ってくるでしょう。
ちなみにそこでOKしてくれる裕福で素敵な家庭なら、このテクニックは必要ありません。
もらいたい金額をもらいたいだけ頼むといいでしょう。
もしそうでなければ、そこから少しずつ金額を下げてみてください。
まずは4万そして3万、2万5000円と....
本来の目的に対して、『どれだけ刻みながら頼めるのか?』というのも、このテクニックのポイントです。
あわよくば途中の3万円でOKがもらえるかもしれません。
そもそも本来の希望は2万円アップなので、「多くもらえればラッキー!」
たとえ2万円でも『本来の目的である交渉は達成された』ということなので使わない手はありませんよね?
まとめ
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックを使えば、そのままストレートに頼むよりも、成功率は格段にアップします。
大事なポイント①は『私はあなたに対して、これだけ譲歩してあげた』という過程(姿勢)を相手にしっかりと見せてあげること。
相手側の心理としては「ここまでしてくれたのに断るのは、申し訳ないな」とおもう罪悪感が働きます。
大事なポイント②は『ギャップを上手く調整する』ことです。
お金に関することであれば、金額に大きな差があってはいけません。
そしてはじめに提示する金額が、あまりに大きすぎるものであってもいけません。
どちらかが極端であれば、相手は不快感を感じてしまい、話を聞く耳すらもってもらえない可能性があります。
ドア・イン・ザ・フェイス・テクニックはとても応用性が高いテクニックなので、
普段の日常や仕事の際の交渉術でも使える場面は多くあります。
「このお店ってよく割引セールやってるけど、経営とか大丈夫なのかな~」と感じたら、ほかのお店と比べてみてはどうでしょう。
割引価格が他のお店の通常価格なんてこともあるかもしれませんからね。笑
相手の心を読み取る技術!【20の口癖からわかる性格分析】
こんにちは。ココロビトのつばさです。
私が心理学を学んでいて、とても面白いとおもうのが『相手の心を読み取る技術』です。
もちろん心を直接、目で見ることはできません。
しかし、「全く読み取れないのか」と言われればそんなこともありません。
仕草や動作、ボディランゲージから読み取れる情報は、山ほどあるといわれています。
その中で『口癖』も心を読み取る為の判断材料のひとつです。
上手く使うことができれば、あなたのコミュニケーション能力はまたひとつレベルアップするでしょう。
「こういう質問には、ああやって返せばいい」という教科書的な正解はありません。
Aさんにはこれで喜んでもらえたけど、Bさんに同じ対応をしても上手くいくとは限らないのです。
その時の状況や時間帯、相手の心理状態によって対応を変えていく必要があります。
だからこそ、相手の心を読み取る技術と知識を身につけることは対人スキルを磨いていく上で、とても重要なポイントのひとつです。
どうして口癖に性格が表れるのか?
言葉が人に与える影響は絶大なものがあります。
たとえば「毎日が不幸だ」と嘆いていれば、その人の毎日はきっと楽しいものにはならないでしょう。
私が昔、働いていたバイト先では、朝礼の時に全員で『今日も1日楽しんでいきましょう!』と声をかけていました。
それから大きな声で会社の理念や行動指針・ルールを唱えます。
この作業は一種の自己暗示のようなものです。
言葉を口にすることで、周りや自分の潜在意識に働きかけ、大きな影響を与えることができるのです。
昔から言葉には魂が宿るといわれており、これを『言霊効果』といいます。
言霊効果から考えると、毎日無意識に口から出ている『口癖』はその人の性格に大きな影響を与えることになります。
代表的なものから、少し変わったものまで載せておきました。
あなたの周りでこんな言葉が『口癖』になっている人はいないか?思い浮かべながらご覧になってみてください。
性格や心理状況がわかる口癖パターン20
【1】「なるほどね」
共感する姿勢は見せるも本当にどうかはわからない。
語尾に「ね」が付くことによって相手に主導権を握らせず、あくまで自分が上だということを無意識に示している。
自分の主張にこだわりのあるタイプ。
【2】「忙しい」
自分の存在をアピールしたい面があり、目立ちたがり屋で、寂しがり屋な面もある。
【3】「そうですね」
相手の話をしっかりと聞いてはいるが、すべてを了承しているわけではない。
自分の意見ももっているが、相手の話もしっかり聞こうという、したたかなタイプ。
直接的にぶつかり合うことを避ける為、日本人に多い口癖。
【4】「一般的に・常識的に」
理論的に説明したいけど、上手く言えないので『一般的』や、『常識的』という言葉を使うことによって「世間」や「大衆」を味方につけている。
自分の意見をなんとか押し通したいタイプに多く、なんの下調べや根拠もないのに、この言葉を使う人には注意が必要。
【5】「でも・だけど」
この言葉の後には、否定的なフレーズが続くことが多いです。
マイナス思考・ネガティブな人によくみられる口癖です。
決断をためらう時によくでるフレーズでもある為、優柔不断な人がよく使います。
【6】「じゃあ」
行き当たりばったりで物事を進めていくタイプですが、判断能力に優れていて世渡り上手な一面もあります。
たまに適当な面もありますが、好奇心旺盛で頭の回転が速い人に多い傾向があります。
【7】「ていうかさ・というか」
話を自分の話したい話題に一気に持ち込めるため、あまり人の話を聞かない自己中心的なタイプにみられます。
『周囲から共感されたい』『かまってほしい』など承認欲求が高い傾向にあります。
【8】「とりあえず・一応・わりと」
他人との対立や意見の衝突をさける平和主義なタイプです。
失敗したときの予防線を張る癖があり、あまり自分の意見を押し通すようなことはしません。
優柔不断で煮え切らない面も多い。
【9】「要するに」
とにかく話をまとめたがるので、面倒くさがり屋なタイプに多い。
まとめると話が早く終わるので、せっかちな面もある。
【10】「ちなみに」
情報を付け加えて説明したい時に出るフレーズなので、親切心と理屈っぽい面を兼ね備えている。
感情よりも数字やデータで動くタイプなので感覚的なタイプとは合わない。
【11】「なんか」
自分の頭の中を表現する能力が乏しく、子供っぽい性格の人に多い。
相手に頼ってしまう面があるので、話題提供はこちらからした方が上手くいく。
細かい事や理論的な事が苦手で、かなりの面倒くさがり屋。
【12】「あのね」
とても素直なタイプで嘘がつけない。
子供らしい無邪気な面があり、裏表がほとんどありません。
【13】「えー・えーっと」
喋っている途中に、「えー」や「えーっと」を多用してくる人よくいますよね。
発言に自信がない場合、ごまかすために無意識に紛らわす為に使います。
【14】「すごい」
ミーハータイプで熱しやすく冷めやすい。
心がこもっていれば子供のような純粋さを持ち合わせているが、頻繁に軽く社交辞令のように使っている人は、相手にあまり関心を持たないタイプなのでイントネーションやニュアンスで聞き分けることが重要です。
【15】「~とか・~とかですね」
「好きな食べ物はなんですか?」という質問に対して、「ラーメンとか好きですね。」と答える人は、「~とか」という表現を使って、相手に「他にもあるのかな?」という認識をさりげなく刷り込んでいます。
物事を曖昧に表現することによって、ぼかしています。
決めつけることを避けて、いつでも責任回避することができるという心理が強く働いています。
【16】「あなたのため」
自分の常識や価値観を押し付けてくるすごーく面倒なタイプです。
マルチ商法や宗教に勧誘してくる人がよく使うフレーズ。
本気で他人の為をおもえばそんな言葉はでてきません。
親が子供に言い聞かせる時にも、多く使われますが、「あなたのため」という言葉が、「そういっている自分のため」だということを、子供はなんとなく感づいています。
多用する人には注意が必要です。
【17】「だから」
話している内容よりも、自分の話をとにかくしっかりと聞いてほしいというタイプ。
自分に自信がある人や強気の姿勢を取る人に多いです。
【18】「たしかに」
この言葉を多用する人は、正直あまり話を聞いていないことが多い。
納得しているフリをしていますが、本音では早く会話を切り上げたいという気持ちが見え隠れしています。
【19】「まぁ」
人から悪くおもわれたくない時に出る言葉なので、あまり争いを好まないタイプです。
「まぁ~ですから」と、どちらとも取れるようなあいまいな表現を使います。
【20】「やっぱり」
心の奥底では不安を隠しながらも、周囲に認められようと必死になっている人に多く見られます。
自分の考えに不安があり心配だが、ふたを開けてみれば「やっぱり自分が正しかった」となるパターンが多いです。
言葉そのものにとらわれ過ぎず口癖なのかどうかに意識を置く
さまざまなフレーズを挙げてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで忘れてほしくないことは、挙げてきた言葉はあくまでこれは誰でも使う言葉であるということです。
一度や二度、聞いただけで「あの人はああ言ってたからこんな性格だ!」と決めつけることはできません。
これも言ってたし、あれも言ってた!と気にしてばかりいたら、頭の中はごちゃごちゃになってしまいます。
何回言えば口癖であるという定義や決まりはありません。
だから誰かと会話をするとき、少しだけだけでかまわないので、その人の言葉を意識して聴いてみてください。
「なんかこの人、この言葉よく使うな?」と違和感を覚えたら、そこから推察してみましょう。
必ずあります。さりげなくその言葉をよく使っているなという口癖が誰にでも。
「あの人はどういうタイプなんだろう?」と知り、それに合わせた対応ができれば、あなたの人間関係はより良いものになっていくことでしょう。
悪用は厳禁です。笑
新しい一歩がなかなか踏み出せないあなたへ【決断力を上げる思考法】
いくつになっても悩みや不安は常につきまとうもので、完全に消えることはありません。
その中で人は選択して行動していかなければいけないわけですが、どうしても決断に迷いが生じてしまうことがあります。
相談で得られるものは答えであってはならない
人生は選択の連続ですが、決断を下す前に誰かに相談をする人もいるでしょう。
わるいことではありませんが、相談をする前に「必ずこれだけは知っていておいてほしい」ことがあります。
自分のことについて自分より真剣に考えてくれる人はいないんです。
血の繋がった家族や昔から仲の良い友達だと、とてもよく相談に乗ってくれることでしょう。
それでも100%自分と同じ立場に立って同じように悩んでくれることはないのです。
もちろんそれはわるい事ではありません。
なぜなら、相談相手が自分と『全く同じマインド状態』になってしまうと、解決策を提案してあげることができなくなるからです。
あくまで『自分ではない他人の悩み』だと割り切ることで、一歩引いた視点から物事を考えることができます。
しかし他人に相談して得られるものは「ひとつの選択肢であって答えではない」のです。
『決断を他人に全て委ねてはいけません。』
他人に決断を全て委ねてしまうと、それが失敗したとき、その人にせいにしてしまいたくなるからです。
たとえ成功したとしても、自らが下した決断ではないので、自信に繋がることはありません。
自分自身で選び決断を下すことによって『責任と覚悟』が生まれます。
『自分で決めたからにはやらなきゃいけない』という想いが責任感を生み、行動力を上げてくれるのです。
相談をすることは答えを求めることではありません。
アドバイスをもらうことによって自分の中の選択肢を増やしてあげる。
そこから違う考えを展開したり、新しいアイデアを生み出すのは自分自身です。
だからこそ結果の責任も自分にあります。
人の意見で動き、行動するだけならロボットとなんら違いはありません。
最後に決断を下すのは自分自身
私には中学生時代から、とても仲の良い大親友がいます。
その友達は親の言うとおりの学校を出て、親が選ぶ大手有名企業に就職しましたが、その後わずか半年で退職しました。
そして、去年の4月に「学生時代からずっとやりたかった音楽活動を始めました。」とLINEが届きました。
親にはめちゃめちゃ怒られたそうですが、今はアルバイトでお金を貯めて、路上ライブをしながらミュージシャンを目指しています。
そのあと相談があるといわれ話をきくことに....
相談があるといわれたときは、迷っているのかとおもいましたが、相談内容はとてもシンプルでした。
「歌手を目指したいんだけど、機材とかはどうすればいい?」
「オススメのボイスレッスンのスクールとかはある?」
その友達に迷いは一切ありませんでした。
決断をした上で、それを実現する為にわからないことを聞く。
もちろん私に、そんな知識は全くありませんでしたが、「全力でなにかを叶えようと頑張っている人には、手を差し伸べたくなるものだな」とおもいました。
SNSやネットを使い、一緒に実現する方法を考えました。
まだまだほとんど名も知られていないミュージシャンですが、着実に前進しているみたいです。
もちろん周りから見ても「その選択は賢いとはいえない」のかもしれません。
相談をすれば十中八九「やめときな」という人が多いとおもいます。
本人もいつか食べていけなくなり、フツーの企業に再就職することになる可能性が高いことを自覚しているでしょう。
それでも自分で選び行動したものなら、たとえ失敗しても納得がいきます。
もちろん成功して笑っている姿が見られれば一番ですが、一生懸命やったのであればそれがきっと糧になります。
二人で飲みに行った時、「もし失敗したらやり直せばいいから」と笑って話せる友達が少し羨ましく感じました。
もしあなたが、誰かに相談を受けたら『答えを出してあげる』のではなく、『選択肢を増やしてあげる』ことに意識をもって話をしてあげてください。
「私ならこう考えるけど他の人ならこういう人もいるかもね。ところであなたはどうしたいの?」
そこで相手が答えてくれたら、その答えを尊重してあげてください。
人は自ら『やると決めた心』にはものすごいエネルギーが働きます。
選択肢に迷っている人の相談事の8割は答えが決まっています。
あとはさりげなく背中を押してあげることです。
選んだあとの結果が、どうなるのかは誰にもわかりません。
けど、少しだけ勢いをつけてスタートさせてあげることができれば、良い方向に向かう確率は上がるかもしれないですね。
3分でわかる!【年を取ると時間の流れが早く感じる2つの理由】
平成最後の大晦日まで、残すところ2ヶ月を切りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
「1年って早いですねー」
「あっという間ですねー」
年を重ねるにつれて、誰もが一度はこんな言葉を口にしたことがあるのではないでしょうか?
結論から話すと時間の流れは子供も大人も、皆同じで違いはありません。
「けどやっぱり大人になるほど、早くなってる気がする....」
「これって本当に気のせいなの?」
そこで今回は年を取れば取るほど、時間の流れが早くなる理由について心理学的な面から解説していきます。
理由①1年が短く感じる理由『ジャネーの法則』とは?
時間の流れは同じです。
異なるのは流れを感じる感覚です。
年を取ると時間の流れが早くなる理由を解明したフランスの哲学者・ポール・ジャネーが発案した法則で『ジャネーの法則』というものがあります。
たとえば5歳の子が過ごした1年はその子の人生の中で5分の1。
そして30歳の大人が過ごした1年はたったの30分の1。
ぶっちゃけ過ごしている時の時間は変わっていませんが、『年を重ねれば重ねるほど振り返ったときに占める1年の割合が小さくなる』ので、短かったように感じてしまうのです。
50歳だと50分の1.....
単純計算で1年がたったの2%
恐ろしいですね 笑
理由②日々の充実度が時間の流れを変える?
ジャネーの法則は誰にでも当てはまりますが、同じ30歳なら同じように時の流れを感じているかというとそうではありません。
同じ年齢でも時間の流れる感覚には違いがあります。
その理由は充実度にあるといわれています。
たとえば、1週間毎日同じように会社に行き、いつも通り仕事をこなし、いつものように帰るというルーティーンを繰り返していると、振り返ったときに「あっという間だった」と感じます。
どうして短く感じるのでしょうか?
以下にご説明します。
同じような毎日を過ごしていると、脳が記憶の整理の為に、似たような日を同じファイルにまとめて保管します。
わざわざ分ける必要のない毎日は『同じ1日』だと認識されます。振り返ったとき、3日くらいしか過ごしていないように短く感じてしまうのが、短く感じてしまう理由なのです。
逆に、毎日イベントだらけで、月曜日は会社の飲み会、火曜日は友達とランチ、水曜日は彼氏とデートで週末は一人旅なんてスーパーリアル充実した毎日を過ごしている人は振り返った時に1日1日違った想い出があります。
その為、脳が1週間を1週間としてしっかり認識するので、同じような毎日を過ごしている人よりも長く感じることができるのです。
極端な例えですが、両者に流れる時間の感覚は大きく違います。
人生の価値は長さじゃない
同じような毎日を過ごしていると、人生のスピードは急激に加速していきます。
100歳まで生きても、40年くらいしか生きてないような感覚。
50歳までだけど、しっかり50年分生きたとおもえる感覚。
時の流れを変えることはできませんが、感覚を操ることはできます。
人生の価値は長さで決まるものではありません。
振り返る暇もないくらい、たくさんの思い出を積み上げていってください。
そして平成最後の大晦日に「今年もいろんなことがあって充実した1年だったな。」といえるといいですね。
周りに敵を作らない【面倒な誘いを上手く断るブラック心理学】
別に行きたくもない飲み会の誘いや会社の接待。
「気乗りしないけど、断ってギクシャクするのも嫌だから仕方なく参加する....」
社会に出ると誰だってそういう場面に遭遇することが、あるのではないでしょうか?
バッサリと『嫌です!』と断ることができればいいのですが、なかなかそうもいかないことが多いですよね。
ちなみに私は学生時代の頃、部活の友達とのご飯が嫌でした。笑
仲も良かったし性格が合わないとかではないんだけど、平日遅くまで練習したのに「なぜこれから!?」という時間でもお構いなしに誘ってくる 汗
けどあの時の自分に断る勇気はなく....嫌われたらイヤだったので。
クタクタの状態でご飯に行ったのが、今となっては良い想い出?です。
良好な人間関係を築いていくうえで、相手のお誘いや仕事の依頼を引き受けるのは、重要なポイントです。
けど自分の体はひとつしかありません。
なんでもかんでもイエスマンでは限界があるんです。
断りきれずに体を壊したなんて話もよく耳にします。
もちろん体を壊すくらいなら、良好な人間関係を諦めたほうが良いに決まっています。
でも、もし人間関係を悪化させずに断ることができるなら、そっちの方がいいですよね。
諦めるのはまだ早いかもしれません。
今回は人間関係を悪化させずに、上手く断るちょこっとブラックな心理テクニックをまとめてみました。
周りに敵を作らない断り方5つのポイント
同じように断るでけでも言い方ひとつで相手に与える印象は大きく変わってきます。
そんな中、嫌われることを覚悟して、勇気を振り絞り断ってきたあなた。
このポイントを押さえれば勇気は必要ないかもしれません。
【1】相手が踏み込みにくい理由を提示する。
お誘いを断ったときに、とても面倒なのが「どうして?」と理由を尋ねられることです。
お互いの関係性があまり深くない時だと、「忙しいので今回は....」で済むかもしれません。
しかしある程度、言い合える仲になってくると、「どうして?なにか予定でもあるの?」と尋ねられてしまう場合があります。
そんなとき便利な理由としては
●家庭の事情
●自身の体調
●別件の仕事
などがあります。
大人になると『個人の領域に踏み込み過ぎてはいけない』という暗黙のルールのようなものがあります。
家庭の事情はそのルールを上手く利用した、かなり使えるフレーズです。
「家庭の事情で今日はお断りさせてください。」というと、本人が詳しく話さなければ、普通の人ならそれ以上、深くは聞いてきません。
体調不良も回数を多用しなければ高い確率で断ることができます。
重要な件じゃない限りは深く突っ込まれることなく、その場を終えることができます。
仕事を理由に使うことは会社以外の人であれば、とても有効ですが会社内の人も関係性によっては使えないこともありません。
「〇〇までにやらなきゃいけない仕事がまだ終わらなくて、家に持ち帰ってやろうとおもっているんです。」
これを伝えれば、わざわざ職場に残ってやってますアピールをする必要もないので、会社内の人にも使えます。
どれも多用することは、オススメしませんが、同じ相手でも少なくて2~3回くらいは断ることが可能になるとおもいます。
【2】別の日程を提案する
「今日は気が乗らないし帰りたいな~」とおもっているときは、別の日程を提案するのが有効です。
「この日は予定があるので厳しいですが、別の日なら大丈夫です。」
と伝えれば『あなたからのお誘いが嫌なわけではありません』ということを遠回しに伝えることができます。
正直に「気が乗らないから。」と言ってしまっては、その人との関係性にヒビをいれてしまうかもしれません。
誰にだって気が乗らない時はあります。
もちろんこの断り方を使った場合は、次回改めて誘われることも覚悟した上で使うようにしましょう。
次回の誘いもできれば受けたくない時は、こちらから別日をピンポイントで提案してあげるといいかもしれません。
相手にも予定があるので、誘われる確率がグッと減ります。
【3】条件を提示する
「別の予定があるのですが、頑張れば1時間はいけるとおもいます。」と条件を付けてみてください。
「それって断れてないじゃん。」とおもうかもしれませんが、条件をつけてあげると『忙しいのに自分の為に、なんとか予定を調整してくれている』という心理が働く為、それだけで満たされる場合があります。
そして結局「わざわざ調整してくれてありがとう!今日は忙しそうだから、また今度誘うね!」となって、相手から断ってくることがあります。
それにもし参加することになっても、短い時間で済みます。
さらに早く上がったのにも関わらず、フルで参加した場合より感謝されるので、使わない手はないですよね。
【4】即答で断らない
私が最近スーパーで買い物をしている時のお話ですが、どうしても見つからないものがあったので、店員さんに尋ねる場面がありました。
私が「すみません、〇〇は取り扱っていますか?」と聞くと
「ないですねー」と一言。
この時、多分店員さんに悪気はないんでしょうね。笑
けどやっぱり、そのときに演技でもいいから『周りのスタッフに尋ねる』だとか『入荷予定はないのか』とかを考えてあげる素振りだけでも、必要だなと感じました。
答えが決まっていても『他に選択肢はないのかを考えた上での回答』を心がけることがポイントです。
相手も「それなら仕方ないか」と納得してくれる可能性が高まります。
【5】感謝のフレーズを忘れない
断ったあとは必ず感謝のフレーズを忘れないようにしましょう。
どんなに上手く断っても感謝のフレーズがなければ、良好な人間関係を築くことはできません。
飲み会のお誘いであれば「今回はこういった理由で行けません、お声かけ頂きありがとうございます。」など
友達同士だと「誘ってくれてありがとう!」だけでも付け加えてあげることによって、相手に良い印象を与えることができます。
時にはきっぱり断ることも必要
上手く断ることについてまとめてみましたが、「この人の為に時間を使うことに、メリットなんてないし、今後誘われても面倒だな。」とおもうときにはバッサリと断ってください。
そんな時、テクニックは一切不要です。
上手く断ると「また次がある」ので、バッサリと断って意思表示を示すということも必要なのかもしれません。
時間には限りがある
同じように断るだけでも、『言い方ひとつ』で相手に与える印象は大きく変わります。
どうせ断るのであれば、なるべく敵を作らないほうがいいですよね。
そして『人生には限りがあります。』
あの時無駄にしてしまった時間を取り戻そうとおもっても、時間が戻ることはありません。
断ることによって生まれた時間を有意義に使ってあなたの人生がより良いものになるといいですね。
脱!後回し人間【すぐやる人になる為の6つのポイント】
「今年は必ず7月中に終わらせる。」
「そして8月は遊びまくってやる!」
この決意は決して揺るがない。
そうおもっていたはずなのに、気付いたら8月31日。
「なんでや.....」
毎日「明日こそは!」という意識はあったはずなのに......
たったの40回それを繰り返すと取り返しのつかないことになってしまう。
義務教育が終わるまでの9年間。
一度も夏休みの宿題を最終日までに、終わらせたことがなかったココロビトのつばさです。
けど、なんやかんや提出日にはギリギリ間に合わせてくるやつ。←開き直り(笑)
締め切り前、追い込まれた時に発揮する極限の集中力ってすごいですよね。
あの集中力があれば、7月どころか「1週間で終わらせることができたのになー」といまでもおもいます。
けど今回はそんな極限の集中力を発揮する為のお話ではありません。
学生時代ならまだしも、大人になると締め切りは『守らなければいけない最低限のマナー』とされていますよね。
締め切りまでに終わらせることは当たり前とされ、
遅れてしまうと一瞬で信用を失う。
信頼を得るために必要なことは『締め切りよりどれだけ早く終わらせることができるのか』というところがポイントになっていきます。
「わかってはいるんだけどなかなかね.....」
そんなあなたと私自身(笑)のアウトプットの為に!
すぐやる人になる為の方法を解説していきたいとおもいます。
すぐやる人になる為の6つのポイント
【1】To do リスト(やるべきことリスト)を作る
まずはじめに、大切なポイントはやるべきことをメモしたTo do リストを作ることです。
一日の中で、やるべきことがたくさんある場合は、それを頭で覚えておくだけでも作業効率を悪くするので、すぐ確認できるメモに書き留めておくようにします。
頭の中のやるべきことを整理することによって、脳に余裕ができるので、スピードが上がります。
【2】簡単な作業から取り掛かる
やらなきゃいけないことがたくさんある場合は、簡単な作業から取り掛かるようにします。
最初に難しい作業を始めると、そこでペースを崩されてしまうことが多いです。
たとえば、テレビゲームでも最初から攻略しにくいマップだと「つまんなくてやーめた!」てなってしまいますよね。
まずは簡単なものをテンポよく片づけていき、そのままの勢いで難しい作業に取り掛かるほうがスムーズにいきます。
ただひとつ注意点を挙げるとすれば、優先順位は常に把握しておくようにしましょう。
すぐに終わらせることができるものと、すぐに終わらせなければならないことは全然違います。
時間がかかる作業だとしても、それが早く終わらせなければいけないものであれば、早めに取り掛かるようにしましょう
【3】所要時間を正確にイメージできる能力を養う
あなたは今やらなければならない作業が、どれくらいの時間を要するのか答えられますか?
私自身も含め、多くの人はこの所要時間をあいまいに把握していることがあります。
「いまからこの作業に取り掛かっても終わらないんじゃないか?」
「この時間から始めたら、今日は中途半端なところで終わっちゃうかも...」
『そんなことを考えている時間が、めちゃめちゃ無駄なんです!』
最初から作業にかかる時間を正確に把握できる人は、ほとんどいません。
そこでまず、やってほしいことがあります。
普段から取り掛かる前に、『この作業はどれくらいの時間がかかるだろうか?』と意識して考えるようにしてみてください。
そして終わった後はどれくらいの差があったのかを確認して、ズレを修正していきます。
それを繰り返していくことにより『作業時間をイメージする感覚』が磨かれていきます。
取り掛かる前に所要時間を知っていると、スケジュールが立てやすくなります。
【4】自分自身の許容量を把握する
人間が1日にできる仕事量には限界があり、個人差があります。
頼まれた仕事を断らないことは大切ですが、キャパオーバーになってしまっては元も子もありません。
「これくらいなら1日でできる」
「ここからさらに頼まれると、間に合わないから断ろう」
限界を超えた量を詰め込みすぎると、睡眠時間や休憩時間を削ることになってしまい、頭が回らなくなります。
それによって他の作業効率も悪くなるので、さらに悪循環です。
『成長の為に限界に挑戦する』ことは、悪い事ではありませんが、
自分自身の体を大切にしてあげてください。
挑戦することと無理をすることを、はき違えないようにしましょう。
【5】期限を早めに設定!『マイ締切日』を作る
本来の締切日より早めの、マイ締切日を設定してあげるのは、とてもシンプルな方法ですが、『それができたら苦労しませんよね。』
それも自分自身との約束なので、破っても誰も怒る人はいないわけですから尚更です。
そこでやってほしいことはマイ締切日を誰かに伝えてみてください。
「私はこれをここまでに、やろうとおもってるんだ。」と声に出して言うだけです。
誰かに話すことによって、『言葉にしたからには、やらねば!』という意識が重い腰を上げてくれます。
ここで気をつけてほしいのは、依頼された作業である場合、頼まれた人にマイ締切日を伝えてしまうと、実際の締切日を早めてしまうことと、同じになってしまいます。
マイ締切日を伝える時は、仕事に関係のない同僚や、家族、友達なんかがオススメです。
まずは言葉にして行動し達成する。
『有言実行』を積み重ねるとその後の自信にも繋がっていきます。
【6】できない理由を探さない
すぐやる人は作業スピードよりも作業に取り掛かるまでの時間が早いという特徴があります。
すぐに動けない人の特徴としては「失敗したらどうしよう」とか「気が乗らないから後でやろう」と考えていることが多いです。
あーだこーだと考える前に、まずは動いてみる。
『トラブルは起こって当たり前』
迷っているよりも、早めに終わらせてあげるほうが、なにかトラブルがあっても修正する時間が生まれます。
時間には限りがあることを忘れないでください。
迷っていても、たいして結果は変わりません。
できるかできないのかは、やってみてから判断するようにしましょう。
明日の自分は他人じゃない!
ものごとを後回しにして得することは、ほとんどありません。
私はいつも「明日の自分に任せてしまおう」というタイプでした。
でもそれでは、いつまでたっても終えることはできません。
必ずいつかの未来の自分にしわ寄せがきます。
先にやっても、後でやっても、『結局やるのは自分自身なんですよね。』
学生時代の夏休み、明日の自分はどこか他人のようで、今の自分とは違う『なんか頼みやすいような不思議な感覚』があったのをよく覚えています。今でもたまにあるので....(汗)
そして夏休み後半ラスト1週間くらいから
「7月の自分ふざけんなーバカやろー!」
と泣き叫びながら猛スピードで宿題を片付けていくんですよね。
タイムマシンがあれば、7月まで戻ってぶん殴ってるとおもいます。笑
そこで「ちゃんとやっとけよー」とか怒って手伝わずそのまま未来へ帰る理不尽な自分。
それでもやっぱり「今日はダメだー!無理!」っておもうことありますよね。
そんなときは、明日の自分に任せちゃっていいのではないでしょうか。笑
もちろんそうなったとき、言い訳は厳禁です。
後悔するのも構いませんが、他人や周りの環境のせいにするのは、なしです。
できなかったのであれば、それが「自分の実力だ」と冷静に受け止めて、次の反省にしっかりと生かす。
私はいまでも、後回しにしてしまうことが、たまにありますが、前倒しで仕事を片付けたいときには、こう考えるようにしています。
『この仕事は今日やらなくても大丈夫だけど、少しでも進めることができたら明日の自分へのご褒美になる』
考え方は人それぞれかもしれませんが、そうすると明日になったとき
『昨日の自分ありがとー、助かったよ!』って気持ちになれるんです。
成功する人の多くは、とにかく行動力があります。
私もまだまだ後回し人間から完全に抜け出せていません。
自分自身のアウトプットの為に記事にしてみましたが、ついでに誰かの参考になれば幸いです。
期待や理想がたった一言で現実になる?【ピグマリオン効果について】
むかしむかしあるところにピグマリオンという名のひとりの王様がいました。
ピグマリオンは現実の女性に失望していました。
そんなある日、ピグマリオンは理想の女性を思い描き、彫刻を彫りました。
そのうち彼は自らが作り上げた彫刻に恋をするようになりました。
そして彼は彫刻にご飯を用意したり、服を着せたり話かけるようになりました。
するといつの日か彫刻に生命が宿り、ピグマリオンはそれを妻に迎えましたとさ。
めでたしめでたし。
というギリシャ神話のお話があります。
ピグマリオン効果とは『人間は他者から期待されることによって期待された通りの結果を出す傾向がある』という理論です。
詳しい意味や例について解説していきます。
ピグマリオン効果とは
私は子供の頃、走るのが苦手で運動会のかけっこは、いつも最下位か後ろから2番目でした。
そのとき母親に「あなたは短い距離を走るのは苦手かもしれないけど、ゆっくりとしたペースで長く走ることは得意よね。」といわれました。
後からきいた話ですが、それは「褒めるところがないから、適当にいっただけ。」だったそうなんです。笑
それでも、その言葉を真に受けた私は「あぁ、そうか!」
「自分はコツコツ一定のペースで走ることが得意な長距離型なのか!」と都合の良いように解釈し納得していました。
そもそも母親は当時の私の長距離走のタイムなんて見たこともないんだとか....
しかしそんな思い込みで過ごしていた子供時代、長距離の成績はグングンと伸びていき、中学3年の頃には駅伝チームでキャプテンを務めるまでに成長していました。
残念ながらエースではありません。なんやかんやタイムはチームで5番目くらい。汗
このようにピグマリオン効果とは『相手に期待することにより、相手を期待した理想像に近づけることができる』魔法のテクニックなのです。
しかも、相手に期待に値する能力が備わっていなくても効果を発揮できる可能性があります。
たとえばあなたが学校の先生や会社の上司に「あなたは、まだまだこれだけの結果を出せる可能性があるから頑張ろう!」と言われたら、
「めちゃめちゃやる気出ますよね。」
「この期待に少しでも応えねば!」とおもったらピグマリオン効果がバッチリ働いている証拠です!
誰だって『期待されるとその期待に応えたいという想い』があります。
自分では気づかなかったけど、周りから見るとそうなのかもと前向きに考えることで思いもよらない才能が発揮されます。
最近、スーパーや公園のトイレの張り紙に、以下のフレーズを目にしたことはないでしょうか?
『いつもトイレをキレイに使ってくださり、ありがとうございます。』
「誰がどんなふうに使っているのか、実際キレイに使っているのかどうかもわからないのに、こんな張り紙をするなんてよく考えると、おかしな話ですよね?」
しかし、そこのトイレは言葉の通り「すごくキレイなんです!」
「誰がどう使っているのかなんてのは関係ないのです。」
その張り紙をひとりひとりが見ることによって「綺麗に使わなくちゃ!」というピグマリオン効果が働き清潔感が保たれるというものなのです。
『結果を褒めて伸ばすのではなく、先の可能性を信じて導いてあげる』のがポイントです。
その人にどんな才能があって、これからなにが伸びるかなんて、正直誰にもわかりません。
もちろん本人でさえも。
「期待するだけで、相手が良い方向に変わる可能性があるのであれば活用しないのはもったいないですよね。」
自分自身にも使える!ピグマリオン効果応用編
他者の能力を引き上げるだけじゃありません。
ピグマリオン効果は「自分自身にも使えちゃうんです!」
自分で自分に期待し暗示をかけること。
簡単なような気もしますが、「やってみると案外難しいんですよね。」
相手を信じることはできても、自分は自分の能力をよく知っているので、限界点を勝手に決めちゃうとなかなか効果は発揮されません。
そこで簡単に自己暗示をかける方法として、
「紙に目標を書く」という方法があります。
『私は〇〇ができる!』というふうな感じに。
それを見えるところに貼ってあげて目にすることにより、自分の期待した理想の自分に近づけるよう結果を出す努力を無意識におこなうようになります。
受験生がはちまきに『絶対合格!』なんてのも同じ効果が働きます。
少し例えが古いかな....笑
目標を書いた紙を写真に撮って、スマホの待ち受け画面に設定するのもオススメです!
モチベーションの高さは結果に大きく関わってきますので、自分自身を奮い立たせてあげるためにも使わない手はないですよね?
さいごに
言葉は使い方ひとつで可能性を引き出すことができる素晴らしいものです。
100%成功するための方法はありませんが、できないと言っているうちは、どうやったってできません。
期待や理想を思い描く権利は誰にだってあります。
まずは『信じてみることから可能性は広がっていくんじゃないか』と私はおもいます。
この機会にピグマリオン効果を上手く使って相手や自分自身のポテンシャルを最大限に、引き出してあげてください。
【悪用厳禁】「えっ!どうしてわかったの?」 それってバーナム効果かも
みなさんこんにちは!
早速ですが『性格診断テスト』です。
【この記事は読む人のスクロールのスピードに合わせ、性格タイプを読み取り、性格診断の答えの文が変化するようプログラミングされています。】
※テストをおこなう端末はスマホ、パソコンどちらでも構いません。
※このテストは直感で、深く考えずにおこなってください。
※テストは1回のみ有効です。
①『次の絵を見た後、頭の中に一匹の動物を思い浮かべてください。』
②『動物を思い浮かべたまま、5秒程度の時間をかけて画面をスクロールしながら、性格診断の回答へ進んでください。』
以上です。
これを読んでいるあなたの性格を、直感で言い当てみますね。
~以下回答~
じゃじゃーん!
あなたの性格はCタイプ!
回答へすすんでください。
あなたの性格はAタイプです。
あなたはどんなことにも負けず嫌いで、頑固な性格です。
一度決めたら迷わず突き進みますが、その分失敗も多いでしょう。
人にも周りにも厳しく、規律や社会的ルールはきっちりと守ります。
その為、周りからの信頼も厚いですが、プライベートでは『関わりにくいキャラ認定』をされてしまっているかもしれません。
あなたの性格はBタイプです。
あなたはなんでも受け入れるタイプで、周りの人全てに愛されています。
基本的に悩みは一切ないので、いつでも人生に希望をもって生きています。
のんびり過ごしていることが多いので、時間にはあまり縛られない自由人といえます。
あなたの性格はCタイプです。
あなたは毎日の日常を、少しでも変えていきたいとおもっています。
その為、新しいことに積極的にチャレンジしていこうと考えていますが、なるべく見切り発車はしないよう慎重な面も備えています。
『自分は自分だから』とおもっていても、周りから自分の行動や成果を全く認められないと、寂しさや不安を感じることもあります。
しかし、いざ褒められると「そんなことありませんよ。〇〇ですからねー」と謙遜してしまう一面も、たまにあります。
さぁどうでしょう?
あなたはA~Cどのタイプの回答がでましたか?
8割以上当たっている!という方がいれば大成功ですね。
間違っていたらすみません。笑
それでは本題に入ります。
バーナム効果とは
画面越しの心理テストでしたがいかがでしたでしょうか?
「えー!当たってるー!」という人もいれば
「まぁ、そうなのかな。」なんて人もいるでしょう。
もしくは「そんなの当たり前じゃん。」っておもった方もいますか?
そうなんです。それが正解。
当たり前なんです。
『バーナム効果』とは
フツーに考えてみると、誰にでも当てはまりそうなことを、さも自分だけが、当てはまっているかのように感じてしまう効果のことをいいます。
私は学生の頃、朝のニュース番組で、12星座占いを見て学校に行くのが好きでした。
どうしてかというと、その朝の占いがめちゃめちゃ当たる占いだったのです!
以下12星座占いの例文です。
月曜日
今日のあなたは礼儀を大切にすると運気がUPします!特に年上の人と接する時は謙虚な姿勢を心がけましょう!
火曜日
今日はもしかしたら、ささいなアクシデントに遭遇しちゃう日かも...
そんな時は慌てず、心に余裕を持つようにすればきっと乗り越えることができるでしょう。
水曜日
最近は質の悪い睡眠が続いているみたいなので、そこを改善してあげるとポジティブレベルがグーンと上昇します。
木曜日
今日は人間関係で気を遣うことがあるかもしれません。周りが明るい雰囲気にみえてもそれは表面的なものかも.....
浮かれずに穏やかな対応を心がけていれば自然と運気は上昇するはずです。
これはあくまで例文ですが、学生の頃は
「めっちゃ当たってる!!」
「この占いすげー!」
と本気で信じていました 笑
「今日はランキング1位だから良い日だ!」
「今日は最下位だから気をつけよう!」
毎日占いで生きている、純粋無垢な時期がありました。笑
すでにみなさんは、お気づきだとおもいますが、これもバーナム効果をベースにしたものです。
誰でもだいたい当てはまることを適当に分けて使っているだけなんです。
「礼儀を大切にすると運気がUP?そんなの常識ですよね?」
「ささいなアクシデントなんて、学生ならいくらでもあるわ。」
「なんなら、ささいなアクシデントどころじゃないやつも。笑」
質の悪い睡眠は「えっ!当たってる」っておもったかもしれませんが、良い睡眠を取っても、基本的に寝てる時、それが良かったかどうかなんて自信を持って言える人はほとんどいません。
「あなたは質の良い睡眠を理論的に説明できますか?」
脳波を調べたとかであれば別ですけどね...
人間関係なんて、人と話すんだから多かれ少なかれ気を遣うところは必ずあります。
そして周りの雰囲気が表面的なのかどうかなんて、結局わかるわけがないのですから。
身近なところでよく使われている『バーナム効果』
『バーナム効果』の一番代表的なフレーズとしてこういうものがあります。
私が上京したばかりの頃のお話です。
通りすがりで歩いていると、ひとりの占い師に声をかけられました。
「目をみればわかります。」
「あなたは今、なにかに悩んでいますね。」
この言葉をかけられたときは「ドキッ!」としました。
上京したばかりで不安や悩みを抱えていた私は、
「こやつ本物や。」
とおもい、すぐさまその占い師に占ってもらいました。
そしてぼったくられる。
5000円は痛かった。笑
そのあと心理学に興味を持ち、あれは『バーナム効果』だったんだと知りました。
フツーに考えれば気づくはずなんですけどね.....
言い訳ですが、占い師の人ってバーナム効果を使っていることをバレないようにする技術がハンパないんです。笑
話だけ聞くと「そんなの誰にでも当てはまるし、気づくのなんて当たり前じゃん。」って思うかもしれません。
けど本当に上手い人は、気付かれない為の仕組みが満載なんです。
バーナム効果は演出力で決まる!
文章だとバーナム効果を出すのは難しいですが、ひとつの参考までにご確認ください。
まずはじめに、この記事の一番最初の心理テストを思い出してください。
最初から気付いている人のほうが多いとおもいますが、あの『性格診断テスト』は答え以外の全てがフェイクです。なんの意味もありません。
嘘ついてすみませんでした。
詳しく解説していきますね。
①まずはじめに心理テストをします!ということによって相手のワクワク感を高めます。
②次に、スマホやPCマウスのスクロールのスピードを読み取るようプログラミングをしています的なことを書いて、こちらのペースに誘導します。
※Web上なら嘘はつかないだろうという思い込みの心理を利用しています。
結果的に騙しちゃってすみません。
これを読んでいる人に、バーナム効果を最大限伝えるためには、どうすればいいかと考えた結果がこれです。(汗)
そもそもスーパー機械オンチなので、そんなセッティングできない。
寛大な心で笑い飛ばしていただけると嬉しいです。
③性格診断の答えは最初からCタイプ一択のみです。
AタイプとBタイプには最初から打ち消し線が引いてあるので、誰がやってもCタイプの回答にたどりつきます。
「だったらはじめからCタイプの回答だけ用意しておけばいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それだと効果は半減してしまいます。
『私は3つの中から偶然、この回答になったんだ!』という心理が大切なのです。
そしてやはり他の回答が気になる方もいるでしょう。
そんなときの為に、AタイプとBタイプの性格には、誰にでも当てはまりそうなんだけど、当てはまらない回答を載せています。
そうすることによって、AとBの回答を読んだとき、やっぱり自分の回答はCで間違いなかったんだと感じやすくなります。
誰にでも当てはまる簡単な答えを、どれだけ難しく当てたように見せるかが、ポイントです。
よく占い師さんが、水晶玉を覗き込んで運命を言い当てたりするのも同じような意味ですよね。
『演出力』というのは、バーナム効果を使う上で、とても大切になっていきます。
バーナム効果は誕生日占い、おみくじなどでもよく使われています。
ほんの数年前、一大ブームを巻き起こした、『血液型ごとに自分の説明書が書いてある本』がありましたが、とても良い例です。
そして『内容はそのままで、テーマとなる血液型を入れ替えたら気づくのか?』なんて実験もありました。
なんと9割以上が気付かなかったという恐ろしいデータがとれたみたいですが、これ以上は営業妨害なのでやめておきますね。笑
占いや性格診断テストは、あくまで「へぇー、そうなんだ!」と楽しむ為のツールとして気楽に考えていたほうがよさそうです。
科学的な根拠は全く証明されていないのに、バーナム効果を応用すると大ヒット商品を生み出すこともできるんです。
ここまで読むと「簡単に使えそうじゃん!」とおもうかもしれませんが、まだまだです。
バーナム効果を最大限に引き上げるには他にもいくつかのポイントがあります。
バーナム効果を最大限に発揮する4つのポイント
【1】個人に向けられたものであること。
バーナム効果は、誰にでも当てはまりそうなことを、あたかも自分だけが、当てはまっているかのように感じてしまう効果のことをいいます。
しかし、大人数に対して使うと、効果は激減してしまいます。
大人数に対して「あなた達はこういう性格ですが、こんな面もあります!」と言われたところで信じる人は少ないですよね。
1対1がバーナム効果を最大限発揮させるポイントです。
【2】 信頼性があるのか?
バーナム効果をファーストコンタクトで成功させると、その後の発言に信頼性が増します。
たとえば、Aさんがダイエットエステサロンに通い始めたとします。
そこで初回カウンセリングを受け、エステティシャンの人にこう言われたとします。
『Aさんは結局ダイエットって、食事制限と運動をしないといけないんでしょ?とかおもっていませんか?』
これってほとんどの人がそうおもっていることで、Aさんが特別なわけではないのですが、ここで「すごい!どうしてこの人は私の考えていることがわかったの!?」
そう思わせてしまえば、その後のカウンセリングはとてもスムーズに進むでしょう。
そこで信頼を獲得できれば「この人から紹介された方法なら間違いない!」とおもい高額なメニューでも喜んで選択してくれるでしょう。
バーナム効果は1回目、確実に成功させると2回目、3回目の難易度は格段に下がります。
なので1回目は、幅広く当てはまるものから使いましょう。
そこで心を掴めば、2回目は少し狭めた質問でも大丈夫です。
当たればさらなる信頼を得られますし、
もし当たらなくても「この人がいうなら、そうなのかもしれない。」と信じてしまう傾向になっていきます。
信頼している人の言葉には、『説得力』があります。
「この人が言うなら間違いない。」と思わせることが大事なのです。
【3】どちらとも取れる抽象的なフレーズをつかう。
『あなたはとても几帳面ですが、疲れているときなど、場合によってはズボラな面を見せることがあります。』
『あなたは人との関わりを楽しむことができる一方で、たまには一人の時間を楽しみたいなと感じることがあります。』
このように「あなたの性格はこうだ!」と断言するのではなく「○○な性格ですが、△△な面もあります。」というのが、バーナム効果を最大限に発揮させるポイントです。
【4】相手を否定するようなフレーズはバーナム効果を発揮しにくい
人間には良いところもあれば、もちろん悪いところもあります。
●前向きなフレーズ
「あなたにはまだまだ隠れた才能がたくさん秘められています。」
「焦らずコツコツと努力を続けていれば、その才能はいつかきっと花開くはずです!」
●否定的なフレーズ
「あなたは自分の考えをあまり表に出さないタイプで嘘をつくこともよくあります。」
「周りの顔色をうかがいながら生きているので、多重人格のように人に合わせて対応を変えるのは悪い癖です。見直していきましょう。」
あなたならどう感じるでしょうか?
ポジティブなフレーズは正直、ものすごく抽象的で根拠がなくあいまいです。
しかし、それが前向きで未来に希望をもった考えだと人は信じやすい傾向にあるのです。
逆に否定的なフレーズは人間心理学に基づき、非常に理にかなっていて当てはまりやすい人が多いとおもいます。
誰だって嘘はつくし、人によって態度は変わるものです。
ただ言い方が否定的で「自分はこんなんじゃないはず....」とおもわれてしまうことから、心に響かなくなってしまいます。
人間は『物事を、都合の良い面だけ切り取る癖』があるので、なるべく抽象的で否定しすぎないようなフレーズを使うと、効果が得られやすいでしょう。
占いで、褒め言葉や前向きな言葉はよく覚えていても、悪く言われた内容はすぐ忘れてしまうのも同じような癖が働いているせいだといえます。
さいごに
『バーナム効果』は騙しのテクニックのようにおもわれることが多いですが、そんなことはありません。
テレビコマーシャルや街角広告など、あなたの日常には、バーナム効果が溢れています。
たとえば、こんなフレーズを目にしたことはないでしょうか?
「〇〇項目をまずはチェック!△以上当てはまった方はお店へGO!」
「そんなあなたに使ってほしい〇〇セット」
「え?まだそんなことしてんの?早くはじめなくちゃ!」
広告や画面の前のあなたに問いかけるようなフレーズ。
これには全てバーナム効果が働いています。
他にも営業トークや好意を寄せている相手との親近感を増す為に使ったりすることもできます。
もう一度いいますが、バーナム効果は騙す為のものではありません。
人と人との距離を縮めるために『コミュニケーションテクニック』です。
「この人は自分のことをよく見てくれている!」
そうおもわせることができれば、あなたに対する信頼感は格段に上がっていくことでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
【アイデアが思い浮かばないとき】発想力を上げるポイントと条件
週刊連載、会社の企画、誕生日の祝い方。
ブロガーであればブログネタ。
「最初はポンポン思い浮かんでいたはずのアイデアが全然浮かんでこない...」
「試行錯誤してるのに、考えれば考えるほど全く出てこない。」
斬新なアイデアを生みだしたり、クリエイティブな発想力をもっている人は、
「自分と違って才能があるんだろうな.....」
とかおもってたりしませんか?
そんなことありません。
私も最初は、斬新なアイデアって勝手に浮かんでくるようなものだとおもってました。
しかし意外にも浮かんできやすい条件や、浮かばないときにおこなうといい、効果的な対策法があったりするんです。
大事なことは知っているかどうか。
ただそれだけです。
今回はアイデアが生まれやすい条件から理論的な実践法までをご紹介します。
- そもそもアイデアとは?『アイデア力』と『発想力・ひらめき』の違い
- アイデアが浮かびやすい5つの条件
- アイデアを発想する超理論的な7つの方法
- さいごにこれだけは必ず読んでほしい!アイデアを考える上で重要なたった2つのポイント!
そもそもアイデアとは?『アイデア力』と『発想力・ひらめき』の違い
そもそも『アイデア力』とか『発想力・ひらめき』とか
「よく耳にするけど、なにが違うの?」とおもっている人も多いとおもいます。
まずはそこの違いから解説していきます。
『アイデアとは既存の要素との新しい組み合わせ』といわれています。
よく0から1を産み出すことをアイデアと勘違いされている場合がありますが、正確には違います。
アイデアは『すでにある、なにかとなにかを組み合わせて出来上がるもの』なので、0からは湧いてきません。
0から産み出すことは『発想・ひらめき』ということになります。
『発想・ひらめき』は『突然パッとおもいついたり、ふとした時に頭に浮かんだりしたもの』をいいます。
『アイデア力』と『発想力』、どちらも同じような意味合いで使われていることが多いので、明確な線引きをするのは難しいところではあります。
わかりにくくなってしまうので、以下の項目ではアイデア力と発想力・ひらめきを同様の意味として述べていきます。
アイデアが浮かびやすい5つの条件
「あれいいな!」
「ああしたらもっと面白くなりそう!」
あなたにだって少なからずそういった『良いアイデアが浮かんだ!』経験をしたことがあるはず。
「アイデアが浮かぶ瞬間」には条件があります
大半の人は無意識にその条件下を満たし、アイデアを出していますが、肝心な時に出てこないようであれば役に立ちません。
ここからはアイデアが浮かびやすい条件5つを具体的に解説していきます。
1 フラット思考 脳が0に近い状態を意識的に作り上げる
良いアイデアは基本的に脳がフラットな状態のときに浮かんできやすいものです。
無欲の状態を作り上げる=今ある欲をなるべく満たしてあげる。
なにか別でやりたいことや、やるべきことがある状態だと脳の状態はその欲求に邪魔されアイデアは浮かびにくくなります。
完全に無欲にすることは難しいですが、少しでも欲を満たしてあげることで脳に空きスペースを作ってあげるイメージをもつといいでしょう。
例に挙げると
・お腹が空いている。
・ふと思い浮かんだ気になる情報が頭から離れない。
・家事が残っている。
・観たい番組がある。
・連絡やSNSの返信を溜め込んでいる。
ちなみに私はふと思い浮かんだ情報が頭から離れず集中できないことが多いです。
ものすごくどうでもいいことでも気になってしまうと、全く集中ができなくなるタイプなので、そんなときはすぐにGoogle先生で検索して、スッキリさせてから作業にもどるようにしています。
観たい番組などは長すぎると時間そのものを浪費してしまうので、「録画してるからいつでも観られる」という余裕を与えてあげると気にならなくなります。
2 ルーティーンをほんの少し変えてみる
毎日朝起きて、歯を磨いて、ご飯を食べて、いつもと同じように会社に出社し、いつものように帰宅する。
全く同じ日は一度もありませんが、同じような日々を過ごしていると同じような考えしか浮かばなくなってしまいます。
たまには、パンじゃなくてお米にしたり、少し早起きして、遠回りして通勤してみたりと、意識的に日常を変え、脳に刺激を与えることにより、新しいアイデアが浮かびやすくなります。
その理屈で考えると、同じ時間や、同じ環境を多く共有している双子の兄弟の考えが似てくるのは必然といえますよね。
逆に、数少ない休日にお出掛け先で、良いアイデアが、パッと閃いたりすることが、多いのはその『非日常』という刺激のおかげかもしれません。
ほんの少しでいいんです。
いつもの毎日に少しだけ変化を加えてあげてみてください。
3 なんにもしない時間を作る
『情報過多』な現代社会において「暇な時間ってすごく重要なんです。」
仕事をするでもなく、趣味に没頭することもなし。
瞑想なんて学ぶ必要もないし、ただただ、ぼーっとした時間を作ってあげる。
「今日できることは今日のうちに絶対やるんだー!」
と毎日のタスクをしっかりこなしているあなた。
「めちゃめちゃ偉いです。」
ですが、力尽き果てるまで頑張って、布団まで辿り着く体力すらも、残さない毎日を過ごされている人は要注意です。
たまにでもいいので、余力を残したまま布団に入ってみてください。
「大丈夫、明日できることは明日やったっていいんです。」
肩張りながら頑張ってると思考回路も固まっちゃいます。
求めないことで、脳がリラックスされ柔軟なアイデアが浮かびやすくなります。
4 とりあえず運動してみる
体を動かすことで脳がリフレッシュされます。
仕事柄、体を動かすことが多い人も、ここでは別で考えてみてください。
仕事だと「やらなければいけない。」という考えから思考が抑制されてしまうので、あまり効果は期待できません。
プライベートで気が向いたときに、やりたい運動をおこなうのがベストです。
体を動かしておこなうものであればジャンルは何でも構いません。
運動している最中よりも、終わったあと余韻に浸っているときにアイデアがスーッと流れ込んでくることが多いです。
5 好奇心・探究心をもつ
「これすごいなー!」
「この仕組みってどうなってるんだろう?」
「超気になるんですけど!」
「そういう好奇心や探究心ってアイデアを生むのにすごい大切なんです。」
子供の頃は全てが『非日常』で刺激に溢れていました。
あの頃の創造力は、取り戻そうとおもっても取り戻せるものではありません。
慣れてしまえばなにもかもが『単なる景色』に変わってしまいます。
だからこそ、これからあなたの人生で起こる『初めての出逢い』を大切にしてほしいなとおもいます。
新しい環境、新しい人、新しい出来事も含め、そこには、その瞬間にしか味わえない感情と新鮮な景色があるはずです。
アイデアを発想する超理論的な7つの方法
ここまではアイデアが浮かんできやすい条件について述べていきましたが、重要なのは脳をフラットな状態にすること。
そして少しでもアイデアが流れ込んでこられるように脳の容量を空けてあげることです。
「条件はわかったけど、そんなの待っていられるほど暇じゃないわ。」
おっしゃる通りです。
「会社の企画案や、すぐに取り掛からないといけないことだと、条件を整えたからといって、のんびりアイデアが浮かんでくるのをまっている余裕はありませんよね。」
そんな忙しい現代人の方達にここからはアイデアを生み出す理論的な方法について紹介していきます。
1 ブレインストーミング
まずはじめに、企業などが企画会議でアイデアを量産する上で、一番メジャーな思考法といっても過言ではない『ブレインストーミング』略してブレストと呼ばれるものを紹介していきます。
10名以下の人数でおこなうことが理想ですが、人数に明確な決まりはありません。
【準備するもの】
大きめの紙 or ホワイトボード
筆記用具
【ブレインストーミングの実施方法】
①制限時間(アイデアを出す時間・まとめる時間)を決める。
②司会進行役&書記係を決める。
③全員でテーマに対して自由にアイデアを出しあう。
④出たアイデアは書記係がひたすら記入していく。
【ブレストのルールとポイント】
ブレストには守るべきルールといくつかのポイントがあります。
司会進行役の人はしっかりと理解し、逸れていたら修正してあげるようにしましょう。
1 制限時間を設ける。
制限時間を設けなければダラダラとした会議になってしまいます。
アイデアを出す時間は人数によりますが5~10分程度が目安です。
限られた時間内に集中しておこなうようにしましょう。
2 積極性を意識して自由な発言をする。
人の顔色をうかがっているようでは面白いアイデアはでてきません。
とにかく『質より量』を意識して、当たり前だろうとおもっていることでも、たくさん発言していきましょう。
単純なアイデアも組み合わせ次第で面白いアイデアに変わることがあるかもしれません。
3 批判しないこと。
ブレストの基本は自由な発言を促し『アイデアを量産すること』です。
否定的な意見を述べる人がいたら「こんなことをいったら批判されるかな」という考えが生まれ、発言にブレーキがかかってしまいます。
自由な発言ができる環境作りは批判をしないことから始まります。
4 目的やテーマをしっかりと共有してから始める。
ブレストはアイデアの『質よりも量』を重視していますが、意識が量に向き過ぎると方向性を見失うことがあります。
意外性はとても大切ですが、全く関係のない話題に逸れてしまわないように司会進行役の人は上手くコントロールしてあげましょう。
5 相手のアイデアから連想する。
出されたアイデアと違う視点から考えてもOKですが、似たようなアイデアを連想していくのも量産させるポイントです。
2 KJ法
KJ法とは『アイデア収束法』の一種で、量産型のアイデア発想法で、アイデアを出し終わったあと、バラバラに出されたアイデアを絞り込んだり、整理したりするときに使います。
その為、アイデアを量産させることに重点をおいたブレインストーミングとセットとして使われることが多くあります。
【KJ法の実施方法】
※今回はホワイトボードもしくは大きな紙(模造紙)でおこなったものとして説明していきます。
①グルーピング
ブレストなどで出されたアイデアを、意味が似ているものや関係性が近いもの同士でグループ化します。
※似ていないものは無理してまとめる必要はありません。
②グループタイトルをつける。
グルーピング化したものをまとめてひとつのタイトルをつけてあげます。
タイトルはグループ全体の意味を言い表したものにしましょう。
③並び替え
タイトルをつけてまとめたたら、次に全体の位置関係を見直していきます。
グループ同士で意味が近いものを近くに、意味が遠いものは遠くに並び替えてみましょう。
④俯瞰してみてみる。
最終的に目でみて相関関係を明らかにすることにより、新たなアイデアを生み出したり、キッカケとなることを目的としています。
【KJ法まとめ】
脳内に湧いては消える『アイデアを完全視覚化し全体でイメージを共有する』ことができるのが、KJ法の強みといえます。
3 マンダラート
マンダラートはアイデア発想以外にも、思考の整理や目標設定にも幅広く活用することができる万能な思考法です。
2018年現在、メジャーリーグで大活躍中の大谷選手が高校時代にマンダラートを使っていたことでも有名になりました。
【準備するもの】
マスを書くための紙やホワイトボードと筆記用具。
最近ではパソコンでおこなうパターンも多く、Excelなどの表演算ソフトでもOK。
【マンダラートの実施方法】
① 3×3のマス目を作成します。
② 中央に、これから膨らませていく元となるメインテーマを書きます。
③ 残りの8つのマスに中央のメインテーマから連想されるキーワードを書いていきます。
④ 次に③で埋めた8つのキーワードを新たな3×3のマスの中央に書き他の8つのマスを埋める作業を繰り返していきます。
⑤ 最終的に9つのマンダラートができ合計64個のアイデア・キーワードを出すことができます。
【マンダラートのポイント】
マンダラートはやり方のポイントを変えるだけで『アイデア量産型』と『目標達成型』に使い分けることができます。
『アイデア量産型』→中央のテーマに関連したアイデアを連想ゲームのように量産していく。
『目標達成型』→中央のテーマを最終目標に見立てて、それを達成するために必要なことを周りに書き足していく。
大谷選手のマンダラートは目標達成型タイプに当てはまります。
(メインテーマ『ドラ1・8球団』)
【マンダラートまとめ】
マンダラートはメインテーマを決めてある状態から連想して広げていく発想法の為、1あるテーマを10や100などと、広げていくことには適しています。
メインテーマを決めていない状態=0から1を生み出すことに関しては不向きかもしれません。
4 シックスハット法
「立場的に弱いせいか、私の意見は否定ばかりされてる気がする....」
「みんな仲が良くて意見をポジティブに捉えてくれるけど、そんなんでこの企画うまくいくのかな...」
せっかくアイデアを出しても、さまざまな視点からそのアイデアを視てみなければ、実現しても見切り発車となり失敗してしまうことがよくあります。
たとえば企画会議でポジティブな意見をもったメンバーが集まると、創造性に溢れた『ワクワクするようなアイデア』が出来上がるかもしれませんが、
起こりうるであろう問題を想定できずに、大変な失敗をしてしまう可能性もあります。
逆にネガティブなメンバーだと『問題点』ばかり考えすぎてアイデアがなかなか形にならないなんてことも....
「人にはそれぞれ性格というものがありますが、そのせいで良いアイデアを潰してしまうのはもったいないですよね?」
そんな時にピッタリな思考法のひとつに、シックスハット(6色の帽子)法というものがあります。
良いアイデアを作り上げるためには、
客観的・中立的な視点
感情的・直感的な視点
積極的・希望的な視点
批判的・消極的な視点
革新的・創造的な視点
分析的・俯瞰的な視点
この『6つの視点』をもって考えることが大切だといわれています。
シックスハット法とは人の性格を強制的に指定して、多角的な面からテーマを捉えることを目的とした思考法のひとつです。
6つの帽子思考法と呼ばれることもあります。
【準備するもの】
実際に6つの色違いの帽子を準備するのは難しいとおもうので、視覚的に色分けができれば何でも構いません。(ネームカードなど)
【シックスハット実践方法】
①メインテーマを決めたあと、色による性格分けをおこないます。
《シックスハット色別》による視点
白色 客観的・中立的な視点
赤色 感情的・直感的な視点
黄色 積極的・希望的な視点
黒色 批判的・消極的な視点
緑色 革新的・創造的な視点
青色 分析的・俯瞰的な視点
②テーマに対して全員で議論する。
もしくはひとりずつ順番に意見を述べる。
③色のシャッフルをおこない再度同じテーマで話し合う。
【シックスハットのルールと注意点】
各色の帽子をかぶっている時には、その色以外の意見は言わないようにしましょう。
色とは違う視点の意見がでたときには『色の違い』を指摘してあげるようにしましょう。
※あくまで指摘するのは『色の違い』であり、意見そのものを否定するのはではありません。
【シックスハット法まとめ】
シックスハット法は多角的な視点を強制することにより、あらゆる問題を想定でき、議論の内容を深めることにも適しています。
その人本来の『思考のクセ』に流されることがないので、どんなメンバーでもおこなえるというのもメリットのひとつです。
どの色から始めて、何回シャッフルするのかは自由ですが、普段否定的な人を黄色(積極的・希望的な意見)にしたり、ポジティブな人を黒色(批判的・消極的な意見)にあえて指定してみるのも新しい発見があって面白いかもしれません。
5 アイデアしりとり
その名の通りしりとりをつかってアイデアを量産していく思考法です。
誰でも簡単・シンプルといえばこの思考法は
発案者はバンダイの会社員・高橋晋平さんです。
【準備するもの】
紙とペン
【アイデアしりとり実践方法】
①テーマを設定する。
②通常のしりとりをおこない、出たワードとメインテーマをかけあわせ、そこから連想されるアイデアをメモしていきます。
③50~100以上のワードとアイデアを出していき、最終的にその中から実現できそうなアイデアを選んでいきます。
これといったルールもなくすごく簡単ではありますが、いまいち文章だと伝わりずらいので実践例も載せておきます。
【アイデアしりとり実践例】
メインテーマ『心理学・ブログテーマ』
①しりとり《乳幼児の心の発達に役立つしりとりあそび》
→②りんご《白雪姫が毒りんごを食べた理由を心理学的に分析》
→③ゴリラ《ゴリラの発達心理学》
→④ラジオ《朝のラジオが与える心理学的効果》
→⑤オセロ《恋人の束縛・オセロ症候群について》
→⑥ロシアンルーレット《ロシアンルーレットから学ぶ極限の心理状態》
【アイデアしりとりのポイント】
アイデアしりとりはとにかくスピード感が大切です。
こどもの頃のしりとりは考えるよりも、無意識にテンポよくおこなっていたはずです。
「長考したってつまんないですもんね。」
その頃の感覚でポン・ポン・ポンと、とにかくアイデアを量産していきましょう。
どの思考法にも共通することですが、くだらなくても全然良いんです。
6 オズボーンのチェックリスト
「アイデアを量産したのはいいけど、そこからもう一段階ひねりがほしい。」
「このままじゃつまんないんとわかってるんだけど、ここからが閃いてこない。」
そんなときに誰でも使えるアイデア進化思考法『オズボーンのチェックリスト』というものがあります。
オズボーンのチェックリストはアイデアを進化させるヒントをチェックリストにまとめてマニュアル化したものです。
アイデアをチェックリストに当てはめていくことで、新しい形になることがあります。
オズボーンのチェックリスト
①転用
他に使い道はないのか?
→そのままで新しい使い道は?
→改善・改良して使い道は?
②応用
他からアイデアが借りられないか?
→他にこれに似たものはないか?
→真似することはできないのか?
③変更
変えてみたらどうか?
→意味・色・音・匂い・様式・型などを変えられないか
④拡大
大きくしてみたらどうか?
→大きく or 強く or 高く or 長く or 厚く
⑤縮小
小さくしてみたらどうか?
→小さく or 軽く or 低く or 短く
⑥代用
他のもので代用はできないのか?
⑦置換
入れ替えてみたらどうなのか?
→要素を取り替えたら?
→他のレイアウトは?
→他の順序は?
⑧逆転
逆にしてみたらどうか?
→後ろ向きにしたら?
→上下・左右をひっくり返したら?
→順序を反対にしたら?
⑨結合
組み合わせてみたらどうか?
→合体したら?
→混ぜてみたら?
→目的そのものを組み合わせたら?
これまで世の中に出てきたアイデアを見渡してみると、ほぼ全てこちらのチェックリストの中のどれかの条件を満たしています。
起こりうるアイデアの進化法を抜け目なくまとめたものが、このオズボーンのチェックリストです。
感覚的にできている人には必要ありませんが、理論的に、かつ確実に画期的なアイデアを作り上げたい人は是非試してみてください。
7 なぜなぜ分析
なぜなぜ分析は、新しくアイデアを生み出すというものとは少し異なります。
新しい企画に反省や改善点は付きものです。
そこで『なぜなぜ分析』は起こった問題に対して対策法のアイデアを生み出すことに適しています。
なにか問題が起きたときに、
「なぜそうなったのか?」
原因を明らかにして、そしてまた、さらにその原因に対してなぜ?を5回繰り返していくと対策法のアイデアが構築できるというものです。
『斬新でおもしろいアイデア』を生み出す人も、
『起こった問題の改善策』を考えられる人も人生を生きていくうえで重要なスペックになることは間違いないでしょう。
さいごにこれだけは必ず読んでほしい!アイデアを考える上で重要なたった2つのポイント!
1記録すること
ここから書くのは最強のアイデア発想法でもなければ、斬新なアイデアが必ず浮かんでくる絶対的条件でもありません。
アイデアを考える上で一番やらければならない最重要ポイント。
それは『浮かんだアイデアを記録に残すこと』
「そんなのあたりまえじゃん。」
とおもうかもしれませんが、案外おろそかにしている人も多いとおもいます。
紙のメモでもスマホのメモ帳アプリでも、なんでもかまいません。
アイデアはふとした瞬間に浮かびますが、その後、夢から目が醒めたように一瞬で忘れていきます。
「今さっき良いアイデアが思い浮かんでいたのに....」
「なんか一瞬閃いた気がするけどなんだっけ....」
「誰だって一度はそんな経験したことがあるのではないでしょうか?」
ちなみに私は常習犯でした。(汗)
だからこそ今はなにかあったときに、すぐ記録に残せるよう、メモ帳やスマホはいつでも持ち歩くようにしています。
最悪、「手に書いてやる!」くらいの気持ちですが、割とよく書いています。
手の甲側、親指と人差し指の間、付け根あたりが消えにくくて一番オススメです。(笑)
これだけは『あとでやろうじゃ遅いんです。』
有名なお笑い芸人さんや漫画家、映画監督などは、閃いたとき、どんなささいなことでも『メモを取る』ことを忘れないといいます。
「メモを取る習慣なんてないし、面倒だなー。」とおもっていたあなたも
「このアイデアひとつが一生を変えてくれるかもしれない!」
と考えることができれば行動も変わってくるかもしれません。
アイデアには『浮かびやすい条件』や『量産する方法』もたくさんありますが、どれも絶対的なものはありません。
「だからこそささいなキッカケを逃さないようにしてあげることが大切なんです。」
なんだっていいんです。
『アイデアを記録して残す習慣』身につけるようにしましょう。
2 アイデアは実行してはじめて価値を問われる。
多くの人は『アイデア』そのものにお金を払うことはありません。
アイデアは実現させてはじめて報酬や対価を得ることができるのです。
もちろん『アイデア』そのものに、お金を払う人もいますが、その人は『アイデア』そのものが欲しいのではないのです。
手に入れた『アイデア』をキッカケに、何かを成し遂げようとしているのです。
思い浮かべているだけでは、なんの価値もありません。
行動に移せるのかどうか。
『アイデア』とは『形』にしてはじめて価値を問われるものなんです。
この記事を読めばアイデアを量産することができます。
そこからひねりを加え進化させることもできます。
しかし残念ながらそこまでです。
どんなに良い教育を受けても、知識を蓄えているだけではそれでおしまいです。
最後はあなた自身が行動に移せるかどうかで変わってくるのかもしれないですね。